出発日: 2009年5月21日(木)
今回のツアーでは、「文明の十字路」とも呼ばれ、古代から激動の歴史を持つ、シリアとヨルダンの地域を訪れました。
この地域には数々の遺跡や雄大な自然など、見る者の目を奪うものが数多くあります。
まずは向かう場所がどこにあるのか、確認してみましょう。
下の図の赤い部分がシリアとヨルダンで、アラビア半島の西北部に位置しています。

北はトルコ、西はレバノン、東はイラク、南はサウジといった、地理的に非常に微妙な場所ですね。
また、砂漠のイメージが強いアラビア半島にあってシリアは肥沃な土地が多く、5000年ほども前から人が住み、人類史上初の農業が行われたと言われます。
ヨルダンは、南はサウジアラア、西はイスラエル。南の一部は紅海に接しており、有名な死海はこの国とイスラエルの国境になっています。
今回の旅のルートは下の通りです。
航空機でアンマンに入り、南下してヨルダンの見どころをまわった後、北上してシリアに入ります。

北がシリア(首都ダマスカス)
南がヨルダン(首都アンマン)です。
ヨルダンの国土が、北海道の約1.2倍程度で、シリアはもっと大きく、日本の半分くらいの広さがあります。
何となく広さをイメージしていただけるでしょうか。
ヨルダンは国土の80%が砂漠です。
サラサラの砂の砂漠ではなく、ゴツゴツした岩山や固い土の風景が目立ちます。砂漠というより、土漠と言った方が近いかもしれません。
ですが最南部のアカバという街は紅海に面し、ヨルダンでリゾート地と言えばここです。今回のツアーでも訪れてみましょう。
今回はエミレーツ航空を利用して出発します。
夜の出発であるため、1日目はあっという間に終わりですね。
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ペトラのホテル クラウンプラザ
ペトラ遺跡に歩いていける、数少ないホテルです。
バスで遠くから来てペトラ遺跡を観光するツアーが多いですが、ここを利用することで、ゆとりを持って心ゆくまでペトラを観光することができます。
遺跡とホテルの間には馬車が通っていますので、疲れれば戻ってお休みになることもできるわけです。
2日目は、モーセ終焉の地、ネボ山を訪れた後、バスで早速ペトラに向かいました。夕方6時半頃にはこのホテルクラウンプラザに着きました。
ペトラは、エル・ハズネなど、有名な遺跡が数多くある場所です。
遺跡の集まるあるエリアは高低差がなく、ほぼフラットに移動することができますが、歩く距離もあり、気温も高いので体力を消耗します。
観光に備えて、ゆっくり休んで体調を整えておきましょう。
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朝食の様子
食事はビュッフェスタイルが多く、種類も量もふんだんにあります。
味の方も大変よく、お客様にも好評だったようです。
私もしっかりいただきました。
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3日目 ペトラ遺跡の観光に出発
馬車があるので、徒歩組と馬車組に分かれて進みました。
気温は結構高いのですが、湿度はないためカラっとしています。
ただその分、しっかり水分を補給していかないといけません。
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馬車から撮った写真
馬車の乗り心地は...、まあ大地の感触がダイレクトに伝わるといった感じでした。乗っていた時間は15分程度ですが、やはり徒歩組よりは随分早く着きました。
ホテルから下の写真の場所まで、写真を撮りながらゆっくり歩いて、小1時間といったところです。
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岩の裂け目の道
この道を通って、いよいよ本格的にペトラ遺跡に入っていきます。
馬車もこの道を通ることができます。数千年も昔から、どれだけ多くの人がこの道を通ったことでしょう。
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エル・ハズネ
細い谷の道の終わりに、エル・ハズネがようやく見えてきました。
暗い中に美しく光る建物が見えてくるさまがとても印象的でした。
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エル・ハズネ
ペトラ遺跡といえば、こちらのエル・ハズネという方も多いのではないでしょうか。一応宝物殿ということになっていますが、映画、「インディージョーンズ最後の聖戦」のラストの舞台としても有名です。
実際に入り口から少しだけ入ることができ、それ以上は進めませんが中にはそれなりに広い空間があります。
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谷の道
巨大な岩山の合間を縫って道があります。
道の部分だけはちゃんと平らになっているのが不思議ですが、歩く方としては助かります。メインといえる道はとてもわかりやすく、妙な横道に入ったり山を登ったりしなければ、まず迷うことはないでしょう。
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奇岩
こういった場所が至るところにあり、写真の撮影スポットには事欠かないでしょう。未知の惑星に来たような気もしてしまいます。
これらは自然のものではなく、住居や倉庫などの目的で作られたものです。今は住む人はいませんが、ここは本来遺跡ではなく、人々が長く暮らした街だったのですからね。
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宮殿の墓
かなり大きな遺跡が点在しています。
宮殿の墓、というのも、どっちなのかはっきりしない名前ですが、まあそういった名前なので仕方がありません。
そんな名前のことなどどうでもよいくらいの規模と迫力があるものです。写真にも人が写っていますが、遠くから眺めるだけではなく、実際に登って接することができるのが素晴らしいですね。
ただ、乾燥している上に暑いので、あまり高低差のあるところを行き来していると想像以上に体力を消耗します。
こまめな水分補給や休憩は必須です。
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トカゲです。
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大地溝帯
午後は自由行動の時間を多く取りました。皆様思い思いの場所で過ごされたようです。
右上の方に人々が歩いているのが分かるでしょうか。
何とも形容しがたい風景です。
私は実際にこの道も通りましたが、柵など一切ありません。
落ちない程度に谷底を覗いてみたところ、一応底は見えましたが相当に深いものでした。
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4日目 ワディ・ラム
砂漠のテント基地です。
この砂漠は、映画「アラビアのロレンス」でも有名な場所です。
砂漠の中にはちょっとした街とも言えるビジターセンターがあります。
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ラクダとベドウィン族のおじさん
砂漠といえばやはり欠かせないのがラクダ君ですね。
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ワディ・ラムのビジターセンター
カフェなどもあり休憩ができますが、主にトイレとして利用できます。砂漠の中にこうした場所があることはありがたいです。
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アカバの町の港
ヨルダンの最南部、ヨルダンのリゾート地であるアカバの街にやってきました。早速レストランで魚料理の昼食をお召し上がりいただき、アカバ要塞や港の散策をお楽しみいただきました。
砂漠の乾いた風とは違った、湿った潮風が心地よかったですね。

アカバの港にあった、大きな旗です。
下の方に人が映っていますので比較してみてください。
とにかく大きな国旗です。ここだけではなく、数ヶ所にこのような旗がありました。
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アカバの町
紅海の美しい水です。キレイに透き通っており、底まですっかり見通すことができます。ダイビングのメッカと言われるのも頷けます。
人口は増えているのですが、リゾートの街であるためこれといった工場がなく、工業排水がないため美しさが保たれているそうです。
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アカバのラディソンホテル
今回宿泊した中でイチオシのホテルです。
部屋もキレイで、全ての部屋から紅海を望むことができます。
食事も大変おいしく、皆様も大満足でした。
あえて難点を言えば、敷地が広すぎて迷いそうになることですね。
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ホテルの客室から
向こうに紅海が見えます。
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朝食のビュッフェ
ここのビュッフェの部屋はかなりの広さがあり、どこに何があったかわからなくなるほど料理の種類も豊富でした。。
味もとても良かったのですが、とても味わい切れません。
それだけが心残りでしたね。
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朝食のビュッフェ
ところどころにアラブっぽい料理があります。
味はどれも洗練されており、皆様のお口にあったようで何よりでした。
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夕食の様子
朝はオムレツを焼いていましたが、夜はやっぱりケバブを焼いてくれています。
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アカバのラディソンホテルの外観
ホテルの敷地はコの字の形をしており、ちょっとわかりにくいところがあります。
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ホテルの前のプライベートビーチ
プライベートビーチでサンセット。
砂漠を抜けた後だけに、こういった景色は格別です。
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ホテルのレストラン
砂漠を抜けて来た後には、こんなテーブルセットも嬉しいものです。文明社会に帰って来た、という感じがします。
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5日目 死海 マリオットホテルのプライベートビーチ
場所は変わって死海です。
海抜マイナス430mという、地球上で一番低い場所にある湖で、極端に高い塩分濃度(30%)のため、生物は住むことができません。
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死海に浮かぶおじさん
塩分濃度が高いため、死海では人が簡単に浮かびます。
それにしても見事に浮いていますね。
お客様や私も水に入りましたが、確かに良く浮きました。
試しに口に含んでみると、塩辛すぎて苦く感じるほどでした。
ずっと浸かっていると肌が痛くなりますので、お肌の弱い人はご用心を。私もヒゲを剃った後がヒリヒリ痛みました。
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死海の海抜を示す案内
ここが海抜マイナス415.75mのようですね。
周囲にはホテルのプールもあるため、その水が流れています。
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6日目 ヨルダンのガイド、ミスマールさんのお宅を訪問
お母さんが郷土料理のマックルーバを作ってくれました。
チャーハンのようなご飯に肉類を炒めたものを乗せ、ヨーグルトをかけて食べます。とてもおいしくいただくことができました。
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食卓
先ほどのマックルーバに加えて、巻き寿司、シリア産の豆腐入りスープ、お蕎麦、そしてデザートの果物(スイカ、ビワ、イチゴ)など。
どれもおいしく、嬉しい日本の味もあり、ミスマールさん一家に大感謝でした。
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7日目の昼食
こちらは翌日の昼食です。大分昨日と趣が違いますね。
右上のクルクル巻いてあるのがシリア風サンドイッチ。他にはトマト、キュウリ、写真のようなピーマンという構成でした。
毎食ご馳走では疲れてしまうため、街中の簡単なレストランを選び、「今日のお昼は簡単なもので...」、とご案内したのは確かですが、ゴロゴロ出てくるそのままの野菜はなかなかインパクトがありました。
自分でナイフでカットして食べるのですが、体が温まるものがなかったため、他に日本から持参した味噌汁をご用意しました。
野菜は全体的に大きいのですが、その中でもピーマンの存在感は圧倒的でした。
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8日目 パルミラ遺跡
美しい列柱がずっと続きます。
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パルミラ遺跡の夕焼け
大変美しいものでした。きっと古代から変わらぬ風景なのでしょう。
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アラブ城
日が沈むまで眺めていました。
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9日目 マアルーラの街
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10日目 ダマスカスのウマイヤド・モスク
ツアーの最後にシリアの首都、ダマスカスを観光
1946年にシリアの首都になるまで、約4000年もの間激動の歴史が繰り広げられてきた舞台です。
世界でも指折りの歴史を持ち、聖ヨハネの首が安置されていると言われる、写真のウマイヤド・モスク、18世紀に建てられたアゼム宮殿、新約聖書に登場するまっすぐな道などを見学しました。
建物が映るくらいに滑らかな広場が印象的でした。
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オニアザミ
砂漠の国でも、乾燥に耐えてきれいな花を咲かせる植物を見かけました。トゲのある植物が多く、これも小動物から身を守る術なのかもしれません。
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