出発日: 2009年5月7日(木)
ご参加の人数: 7名様
今回のツアーでは、大自然の魅力あふれる、東マレーシアのボルネオ島を訪れました。

ボルネオ島は世界で3番目に大きな島です。
また、そのジャングルはアマゾンやアフリカ大陸のものより古いと言われ、キナバル公園やグヌン・ムル国立公園では、オランウータンやテングザル、世界最大の花ラフレシアなど、数々の希少な動植物と出会うことができます。
(1番目:グリーンランド、2番目:パプアニューギニア)
今回はコタキナバルとクチンに的を絞り、大自然に暮らす動植物の世界へ皆様をご案内しました。
成田からコタキナバルまでは直行便。3日目にコタキナバルからクチンへと飛び、6日目の夜、クチンから成田へ戻る7日間の行程です。
それでは早速出発してみましょう。少しでもツアーの雰囲気を味わっていただければと思います。
はたして幻の花、ラフレシアは見つかるのでしょうか!?
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マレーシア航空081便にて、成田からコタキナバルへ。
5~6時間程度のフライトですし、この日は空いていて、皆様も快適に過ごすことができたようです。
私は機内食で和食をセレクトしました。
夕方6時半にコタキナバルに到着し、この日はウォーターフロントのレストランで海鮮料理の夕食を取り、ホテルへ。
明日は早速、キナバル公園の探検に出かけます。
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2日目 東南アジア最高峰のキナバル山
いかにもジャングル、といった感じです。奥に見えるキナバル山の標高は4095m。日本の富士山よりも高いんですね。
このキナバル公園の敷地は東京23区より広く、高山植物と熱帯の植物が混在し、約4000種が発見されているそうです。
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キナバル山の頂。
山の頂には白いものが見えます。
雪かと思ったら、霧が集まって出来る滝だそうです。
滝自体は1年中あるようですが、雨季になると雲(霧?)に覆われて見えなくなってしまうそうです。
今回訪れた5月は乾季にあたり、よく見ることができました。
キナバル山の麓には、熱帯雨林の樹海が広がります。
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中華料理の食事
ポーリン温泉があるキール村のローカルレストランで、中華料理の昼食をいただきました。油もあまりしつこくなく、ご参加の皆様のお口にも合ったようで幸いでした。
マレーシアには、マレー料理と中華料理が融合したニョニャ料理というものがあり、これもマイルドで日本人に好まれる味だと聞きます。
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何と2日目にして、早くもラフレシアに遭遇!
近くでラフレシアが咲いている、という看板を見つけ駆けつけたところ、早くも幻の花と呼ばれる世界最大の花、ラフレシアにご対面!
直径は約80cmほどもあり、皆様はシャッターの嵐を浴びせました。
写真のものは開花から2日程度のものだそうで、「ラフレシア・キティ」という種類だそうです。
ガイドのニビルさん曰く、つい何日か前に他のお客さんを案内した時には見られなかったため、実は今回もダメだと思っていた、とのこと。
同行してくれた写真家の立木先生は、3度目のボルネオ訪問なのですが、初めて見られたそうです。
今回は本当にツイていたんですね。
近くには、枯れてしまったラフレシアもありました。
ラフレシアについては、また後ほど詳しくご紹介したいと思います。
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ポーリン温泉
日本軍が発見した天然の硫黄泉で、無料の屋外風呂と、有料の屋内風呂があります。屋外風呂は、水着着用です。
湯加減は自由に調節でき、マレーシアの人はかなりぬるくして入るそうです。足湯体験もできます。
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セミの仲間、ビワハゴロモです。
顔(鼻?)が特徴的ですね。
この旅では、本当にたくさんの動植物と出会うことができました。
鳴き声はかなり大きく、うまく説明できませんが、私の印象では大きなモーターが回っているような、機械的な音でした。
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ポーリン温泉の様子
写真は無料の屋外風呂です。
中国の人と欧米の人が両方見られました。
下にご紹介するキャノピーウォークの近くにあるため、トレッキングで汗をかいたあとに入るのが一般的な利用方法のようです。
中国の人は、服を着たまま入っていました。
屋外の風呂は裸はダメで、水着着用なのですが、着衣でもOKのようです。
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キャノピーウォークの様子
支柱は1本も立っておらず、マメ科の巨大な木に支えられた吊り橋です。全長は150m以上、高さは41mもあります。マレーシアでも、これだけの高さのあるキャノピーウォークは少ないそうです。
木自体は、50mをゆうに超える高さがあることになります。
下を見下ろすと本当に高く、猿や鳥の目線でジャングルを見ることができました。
幅は狭いですが、その分手すりが近いので、結構安心して進むことができます。多少弾むような感じはありますが、横揺れはありませんでした。
その後、先ほどのポーリン温泉に戻り、足湯を楽しみました。
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3日目 コタキナバルにて
お弁当を片手にホテルを出発。
今日はガラマ川のリバークルーズに出かけます。そう大きくはないボートですが安定していて、水面も静かであるため、まず船酔いのご心配はいりませんでした。
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ガラマ川のリバークルーズより
水辺で見かけた水牛たち。
しっかりカメラ目線でサービスしてくれました。
野生のものではなく、放牧されているそうです。
カニクイザルと戯れていました。
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川幅が狭まり、木々が鬱蒼としてきました。
水面は鏡のようになり、辺りはあくまで静かで、こちらの期待も高まります。
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カニクイザル
不思議そうな顔をして、木の上からこちらを見下ろしていました。どちらが観察しているのか分かりませんね。
この後休憩所でも遭遇しましたが、人を恐れずに近づいてきます。帽子を取られてしまう人もいるそうですので、荷物には気をつけましょう。
万が一にも取られてしまったら、恐らく取り戻す方法はないでしょうね。
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船着場
こういった船着場が、駅のようにあります。
ここでは川が道で、舟が車なのですね。
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市場の入り口
フィリピノマーケットと呼ばれる市場です。
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市場内の様子
色とりどりの熱帯の魚達が見られます。
今回の旅行では、常に新鮮な魚介類が食べられました。
ご参加の皆様にも、プリプリの大きなエビや、恐らく一生分のナマコなど、なかなか日本では口に出来ない、新鮮な海の幸をたっぷりご堪能いただくことができました。
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市場内の様子
きれいな魚ですが、よく落ちないものだと感心します。
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市場内の様子
結構気さくにカメラに応えてくれます。
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コタキナバルのビーチ
空港に向かう前、少し時間があったので、ビーチを散歩しました。
泳ぐ人はまばらで、気温は高かったものの、静かな海辺で風に吹かれ、多少は涼むことができました。
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コタキナバル空港に到着
フライトを待つ間、素晴らしい夕焼けを見て過ごしました。
マレーシア国内線の機内食は軽食なので、おにぎりを皆様にお配りしました。夕陽とおにぎりの味が心に染みましたね。
クチンへ飛び、夜9時に到着。
ハーバービューホテルへ向かいます。
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4日目
サラワク州最古の国立公園、バコ国立公園へ。
写真のボートに分乗し、公園へ向かいます。
目的地は割と近く、ほんの20分程度で到着しました。
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ミニトレッキングのスタート地点
ここからマングローブの林を歩いて行くことになります。
船着場はなく、靴を脱いで浅瀬で降り、ジャブジャブ歩いて上陸しました。
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裸足になって、公園の入り口へ
気温はもう相当高く、暑かったですが、砂の感触が裸足に心地よかったです。小さなカニがたくさんおり、砂の上にいろいろな模様を描いていました。
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ガイドさんの説明
このバコ国立公園には17のルートがあるそうです。
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マングローブの林
ここから右へ、マングローブの林を抜けて進んで行きました。もう靴を履いて進んで大丈夫です。
ゆっくり進みましたが、往復1時間程度の散歩でした。
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2匹のカブトガニ
行きに見つけたカブトガニが、帰りには2匹に増えていました。
ガイドさんによると、どうやら交尾中のようです。
この他にも、巨大なヒゲイノシシやテングザル、片手の大きなカニなど、ここでも多くの動物と出会うことができ、シャッターチャンスには事欠きませんでした。
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カニクイザル
公園の食堂で休憩中に現れました。
とても人なつこいのですが、実はこちらのスイカを狙っています。万一荷物を取られては大変ですので注意が必要です。
いろんな表情や動きを見せて楽しませてくれました。
再びボートに乗り、公園を後に。
暑い中を皆様よく歩かれたので、4時前こホテルに戻りひと休み。
夕食は、建物の屋上にあるビアホールでシーフード。夕闇に染まっていく下での夕食は格別でした。
ボルネオでは、どこに行ってもエビがプリプリで大きかったですね。食事が終わる頃には、現地の人で大賑わいでした。
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5日目 ラフレシアの群生地、グヌンガディン国立公園へ
写真はラフレシアの一生を説明した図です。
いつ咲くかも分からず、咲いている期間はわずかで、それが幻の花と呼ばれる所以だそうです。
この旅行では、ラフレシアが咲いて枯れるのを、それぞれの段階で見ることができました。
下に4枚の写真がありますが、上の2枚はクチンで、下の2枚はコタキナバルで見つけたものです。
では、ラフレシアのライフスタイルを、順に追ってみましょう。
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ラフレシアのつぼみ
実際に見つけたものです。つぼみから開花までは、1年ほどもかかるそうです。このつぼみはあとどれくらいで咲くのでしょうね。
寄生植物であるラフレシアは、ブドウ科のつる植物である、ブドウカズラに寄生するため、その場所を特定しておけば、場所を知ることはできるそうです。
ただし、開花までに時間がかかることと、1週間程度しか咲いておらず、その後はすぐ枯れてしまうことから、幻の花と呼ばれています。
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開花近くのラフレシア
ちょっと生々しいのですが、これも実際に見つけたものです。
各段階を見ることができたのは非常に幸運でした。
写真だと、世界最大の梅干し、といったようにも見えますね。
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咲いたラフレシア
2日目に見つけたものです。
あまりの暑さに、汗が滝のように流れる中、熱帯雨林を掻き分けてやっとラフレシアに出会えた瞬間は、汗が涙に変わるほどの感動がこみ上げました。
この花の直径は約80cm。悪臭を放つと言われるラフレシアですが、咲いている期間のうち、匂いを放つのは開花直後だけだそうです。
また、このラフレシア・キティという種類は匂いの少ない種だそうで、開花2日とされるこの花も、ほとんど無臭でした。
ラフレシアは雄花と雌花が別々で、悪臭でハエを呼び寄せて受粉の仲立ちをさせるといいます。
ですが咲いている期間が1週間しかなく、匂いを放つのは1日だけ、というのんきなライフスタイルでよくやっていけるものですね。
実のところ、どのようにして寄生するのか、どうやって種子を散布するのかなど、わかっていないことが多いそうです。
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上のラフレシアの近くにあった、残念なラフレシア
無残な姿ですが、開花から10日も過ぎるとこのように枯れてしまい、分解して土にかえってしまうそうです。
上の写真の堂々たる姿は、もう見る影もないですね...。
ちゃんと子孫を残せたのでしょうか。
この日は町で人気のタイ料理レストランへ。
8時頃、ホテルに到着。ゆっくりお休みください。
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6日目 セメンゴワイルドライフ・リハビリテーションセンター
現在は24匹のオランウータンを半野生状態で保護しており、ワニも飼育されておりました。
ワニはあまりやる気がなく、口を開けたまま寝てしまっていたのですが、オランウータンにはたっぷり楽しませてもらいました。やんちゃ盛りのオランウータンは木から落っこちてしまいましたが、何ともなかったようです。
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オランウータンのデータ
21番の彼(4歳)の名前がちょっと気になりますが...。
私には意味が分からないだけで、もしかするとマレー語ではいい意味なのかもしれませんが、セリーナ、ローザンヌと来てバ○というのはいくら何でも...。
不覚にもガイドさんに意味を聞くのを忘れてしまいました。
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子連れのオランウータン
お母さんにしっかりしがみついている赤ちゃんは、今年の2月に生まれたばかり、生後3ヶ月だそうです。
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近くで見つけた、ウツボカズラ
有名な食虫植物です。
捕虫嚢(ほちゅうのう)にかかった虫から、足りない養分を補給するのだそうです。
最大の種類のウツボカズラ、「ネペンテス、ラジャ」などは、ネズミも食べてしまうそうです。もはや食虫植物の域を超えています。
他にも「締め殺しの木」など、ボルネオには攻撃的で恐ろしげな植物が数多くあります。太古のジャングルでは、植物といえども、弱肉強食の世界で生きていたのでしょうね。
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民族舞踊のショーを見学
蝶のような踊りはイバン族、吹き矢を使った首狩族のビダユ続の踊り、棒を使ったメラナウ族の踊り、歌付きのオラン・ウル族の踊りをご覧いただきました。よく見てみると、歌を歌っていたのはスタンプ係りのおじいちゃんでした。
この日はこのままクチンの空港に向かい、クアラルンプールで乗り継いで日本に向かいます。建て直したばかりのクアラルンプール空港はどてもキレイでした。
翌朝、予定より25分早く成田空港に到着。大変お疲れ様でした。
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大自然の宝庫、ボルネオ。マレーシアは西と東に分かれていますが、こと自然に関しては、同じ国でありながら全く別の顔を見せてくれるようです。
湿気も多くとても暑い中、汗をかきながらジャングルの中を進むとかなり体力を消耗します。ですが、体の芯に残るイヤな疲れではないのが不思議でした。
お客様の印象も同じで、都会で経験するような人疲れとは全く異なり、食事をしてしっかり休めば前より力が湧いてくるような、そんな疲れ方でした。
日本では決してできない体験をしつつ、太古から続くジャングルに、忘れていた生命力を引き出してもらったような感じでした。
また、海外旅行では思い通りにならないことも多いものですが、今回のツアーでは、道路はきちんと舗装されており、ホテルの設備も大変きれいでしたので助かりました。食事もおいしく、皆様にも喜んでいただけたようです。
こういったところが満たされていると、日を追うごとに皆様が元気になっていくのが分かり、こちらも嬉しくなります。 |
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